FormieとTayoriの比較。フォーム機能と料金プランの違い
TayoriはフォームにFAQやアンケート、チャットを組み合わせたカスタマーサポート寄りのツールです。フォーム単体で無料無制限のFormieと、機能と料金で比べ、どちらが自社に合うかを整理します。
Tayoriは、フォームだけでなくFAQ、アンケート、チャットを組み合わせて、カスタマーサポートの窓口をまとめて用意できるサービスです。問い合わせ対応を一体で整えたいときに候補になります。一方Formieは、窓口の種類を増やす代わりにフォーム1点に絞った作りで、無料でもフォーム数と回答数に上限がなく、確認画面と住所自動入力を最初から使えます。ここではフォーム単体の使い勝手と、FAQやアンケートまで含めた窓口全体の設計という2つの視点から並べ、どこまでを1つのサービスに任せたいかで判断できるように整理します。

2つのサービスの位置づけと対象ユーザー
Tayoriは、フォーム、FAQ、アンケート、チャットといった複数の窓口を1つのサービスで用意できるのが特徴です。問い合わせ対応やヘルプページの整備も含めて、カスタマーサポート全体をまとめたい組織に向いています。
Formieは、フォーム作成に集中したサービスです。FAQやチャットは持ちませんが、そのぶん確認画面つきの問い合わせフォームを無料のまま何本でも公開でき、月10件という回答数の上限もありません。
サポート窓口全体を一体で整えたいならTayori、フォーム単体を無料で回答数を気にせず使いたいならFormie、という位置づけの違いがまずあります。
機能で比較する
無料プランの範囲がまず違います。Tayoriのフリーはフォーム・FAQ・アンケートが各1つ、回答10件/月、1名です。Formieは無料でフォーム・回答とも無制限のため、月に多くの問い合わせを受ける場合は差が出ます。
自動返信メールは、Tayoriが全プランで対応(フリーは定型文のみ)、Formieは無料でカスタム文面を送れます。CSVエクスポートはTayoriが全プランで可能なのに対し、FormieはPlusで使えます。
確認画面や住所自動入力については、Tayoriの公式サイトでは可否を確認できませんでした。Formieでは確認画面が既定で有効になっていて、郵便番号欄を置けば住所の自動入力もそのまま動くため、導入前に仕様を問い合わせる手間はかかりません。
機能の比較
| 項目 | Formie | Tayori |
|---|---|---|
| 無料プランの上限 | フォーム・回答とも無制限 | フォーム/FAQ/アンケート各1つ・回答10件/月・1名 |
| 自動返信メール | 無料でカスタム文面 | 全プラン(フリーは定型文のみ) |
| CSVエクスポート | Plus | 全プランで可 |
| サイト埋め込み | iframe埋め込みを無料で対応 | フリー/スターターはiframe、プロフェッショナル以上でHTML可 |
| 確認画面(入力→確認→完了) | 標準対応 | 公式サイトでは確認できず(2026年7月時点) |
| 郵便番号からの住所自動入力 | 全プランで対応 | 公式サイトでは確認できず(2026年7月時点) |
料金で比較する
Tayoriは、フリーに加えてスターター、プロフェッショナル、エンタープライズという段階があり、利用人数や機能に応じて上がります。エンタープライズには初期費用がかかります。
Formieは利用人数ではなく機能でプランが分かれます。人数や窓口の種類を増やすほど段が上がるTayoriに対して、Formieはチーム3名までならPlusの1段で収まるため、少人数で運用する窓口では費用の伸び方が緩やかです。
料金の比較
| プラン | Formie | Tayori |
|---|---|---|
| 無料 | フォーム・回答とも無制限 | フリー(各1つ・回答10件/月・1名) |
| エントリー有料 | Plus 月額2,980円/年額29,800円 | スターター 月額3,800円(3名、税抜) |
| 上位プラン | Plusのみ | プロフェッショナル 月額11,980円(10名)、エンタープライズ 月額25,400円+初期費用50,000円(税抜) |
Tayoriの金額は2026年7月24日時点の公式料金ページに記載された税抜価格で、各プランの利用人数の上限もあわせて記載しています。エンタープライズは初期費用が別途かかるため、見積もりの際は人数と初期費用をTayoriの料金ページでご確認ください。
Tayoriが向くケース/Formieが向くケース
フォームに加えてFAQやアンケート、チャットも一体で用意し、サポート窓口をまとめて整えたいならTayoriが向きます。問い合わせ対応やヘルプページの整備までを1つのサービスで進めたい組織に合います。
一方、フォーム単体で無料で回答無制限で使いたい、確認画面や住所自動入力が必要、月10件を超える問い合わせを無料で受けたいという場合は、Formieが向きます。

- Tayoriが向く: FAQ・アンケート・チャットも一体で用意したい
- Tayoriが向く: カスタマーサポートの窓口を1つのサービスに統合したい
- Formieが向く: フォーム単体で無料・回答無制限で使いたい
- Formieが向く: 確認画面や住所自動入力が必要で、月の回答上限を気にしたくない
乗り換え・併用の手順と注意点
サポート窓口全体を整えるのが主目的ならTayori、フォームをきちんと作るのが主目的ならFormie、と役割で分けて考えると選びやすくなります。FAQはTayori、問い合わせフォームはFormie、という併用も選択肢です。
移行するなら、Tayoriのフォームの項目をそのまま写さず、FAQ側で答えている内容を問い合わせ項目から外せないかを先に見直します。Tayoriの埋め込みタグをFormieのiframeに差し替えたら、公開前に実機のスマートフォンから1件送信し、フリープランの定型文ではなく自社で書いた文面で自動返信が届くかを確かめます。
フリーの月10件では足りなくなったのが理由なら、問い合わせが増える時期に入る前に切り替えておきます。TayoriはCSVエクスポートを全プランで使えるので、解約する前ならフリーのままでも回答を書き出しておけます。

