【2026年度版】無料で使えるフォーム作成ツール7選。目的別の選び方
無料で使えるフォーム作成ツールを、企業サイト、社内アンケート、LP、問い合わせ対応の目的別に比較します。Formie、Googleフォーム、Microsoft Forms、Tally、Jotform、formrun、Typeformの向き不向きを見ます。
無料のフォーム作成ツールはたくさんあります。だからこそ、料金だけで選ぶと少し危ないです。社内アンケートならGoogleフォームで十分なこともありますし、企業サイトの問い合わせフォームなら、見た目や埋め込み、回答後の管理まで気になります。まず用途を分けてから見ると、無料プランで足りるフォームと、最初から別の運用を考えたほうがよいフォームが見えてきます。

目次
無料ツールは、先に用途で分ける

「無料で使えるか」だけを見ると、どのツールも良さそうに見えます。でも、フォームは作って終わりではありません。サイトに埋め込むのか、URLで共有するだけでよいのか。回答を誰が見るのか。CSVで出したいのか。ロゴ表示があっても問題ないのか。ここで向き不向きが分かれます。
たとえば、社内の昼食希望アンケートなら、見た目や確認画面よりも、すぐ配れて集計できることが大事です。一方、広告LPの資料請求フォームなら、フォームだけ外部サービス感が出ないか、完了画面で次の案内を出せるか、回答を営業が扱いやすいかまで見たほうが安全です。
無料ツール選びで見落としやすいのは、公開後に誰が責任を持つかです。個人のGoogleアカウントで作ったフォームを会社サイトに置くと、担当者変更のときに権限や通知先で困ることがあります。制作会社がクライアントへ納品する場合も、フォームの所有者、回答データの保存先、通知メールの差出人を先に決めておきます。
無料プランを見るときは、フォーム作成数、月間回答数、回答データの保存、通知、埋め込み、ロゴ表示、複数人管理を確認します。特にクライアント案件や企業サイトでは、無料の範囲よりも、あとから運用が詰まらないかを見たほうが失敗しにくいです。
- 企業サイトに埋め込むのか、URL共有だけでよいのかを決める
- フォーム数、回答数、ロゴ表示、CSV出力の上限を見る
- 回答後に誰が確認し、どう対応するかまで考える
1. Formie: 企業サイトに置くフォームを無料で作りたい人向け
Formieは、日本企業向けのフォーム作成ツールです。無料プランでもフォーム作成、公開URL、iframe埋め込み、入力から確認、完了までの流れ、回答管理、メール通知、自動返信を使えます。フォーム作成数と回答数にも制限を設けていません。
たとえば、制作会社が小規模な企業サイトに問い合わせフォームを納品するとき、GoogleフォームのURLを貼るだけではサイト全体の印象と合わないことがあります。Formieなら、会員登録前に作成を試し、公開時にログインする流れなので、先に項目や確認画面の雰囲気を見せてから提案しやすいです。
Googleフォームのように気軽に始めたいけれど、企業サイトやLPに置いたときの見た目、確認画面、回答管理も整えたい。そんなときに合います。CSV出力、公開フォーム下部のロゴ非表示、複数アカウント管理はPlusで使う機能なので、案件や社内運用で必要になったタイミングで検討するとよいです。
2. Googleフォーム: 社内アンケートや簡単な受付に強い
Googleフォームは、アンケート、申込受付、社内確認を短時間で立ち上げたいときに強い選択肢です。Googleアカウントがあれば始めやすく、回答をGoogleスプレッドシートに連携できるので、集計や共有まで社内のいつもの道具で進められます。
たとえば、社内研修の参加確認、PTAや小規模イベントの出欠、既存顧客への簡単な満足度調査なら、Googleフォームの強みがそのまま出ます。回答後にスプレッドシートで並べ替えたり、共有相手を絞ったりしやすいので、集計担当が1人でも扱いやすいです。
一方で、企業サイトの問い合わせフォームとして使うと、フォームだけGoogleの画面らしさが残ります。送信前の確認画面を細かく作りたい、サイトデザインになじませたい、回答後の対応状況まで管理したい場合は、別ツールも候補に入れてよいと思います。資料請求や採用応募のように、入力者が会社の信頼感を見ているフォームでは、見た目と完了後の案内も選定条件になります。

3. Microsoft Forms: Microsoft 365を使う会社の社内フォーム向け
Microsoft Formsは、Microsoft 365やTeams、Excelを日常的に使っている会社と相性が良いフォームツールです。社内アンケート、研修後の確認、イベント参加確認のように、社内で配って集計するフォームでは導入しやすいです。
たとえば、Teamsで告知する社内勉強会、Excelで集計する満足度調査、部署横断の意見募集なら、既存のMicrosoft環境に乗せやすいです。社内の情報システム部門がアカウント管理を見ている会社では、個人アカウントでフォームを作るより説明しやすい場面があります。
会社のアカウント管理に乗せやすいのは大きな利点です。ただ、外部向けの問い合わせフォームやLPに置くフォームでは、サイトへのなじみ方、デザインの自由度、回答後の社外向け案内まで確認してから使うほうが安心です。
4. Tally: シンプルで見た目を整えやすい
Tallyは、文章を書くような感覚でフォームを作れるサービスです。公式ページでも無料プランの範囲が広いことを打ち出していて、個人の受付フォーム、軽いアンケート、プロダクトのフィードバック回収などに使いやすいです。
ただし、ブランディングの非表示、独自ドメイン、チームでの共同管理など、仕事で使い込むほど有料機能を見たくなる場面があります。無料で試しやすいぶん、公開前にロゴ表示、管理権限、回答データの扱いを確認します。
5. Jotform: テンプレートや部品の多さを使いたい人向け
Jotformは、テンプレートや入力部品が多いフォーム作成ツールです。予約、注文、申込、同意書まわりなど、少し凝ったフォームをテンプレートから作りたい人には便利です。
たとえば、単純な問い合わせではなく、希望日時、商品カテゴリ、同意事項、複数の選択肢をまとめて扱う受付なら、テンプレートから近い形を探せるのは助かります。海外サービスの表現や画面に違和感がない案件なら、短時間で形にしやすいです。
無料のStarterプランはありますが、公式ヘルプではフォーム数や月間送信数などの上限が案内されています。テスト用や小規模な受付には使いやすい一方、問い合わせ数が増えるサイトでは早めに上限へ当たる可能性があります。公開前に、月間回答数だけでなく、フォーム数、保存容量、ロゴ表示、通知先まで見ます。
6. formrun: 問い合わせ対応まで含めたい日本企業向け
formrunは、フォーム作成だけでなく、問い合わせ対応や顧客管理に寄せた日本語のサービスです。フォームを受けたあと、チームで対応していく前提がある会社では検討しやすいです。
たとえば、問い合わせを受けたあとに「未対応」「対応中」「完了」のような状態管理をしたい会社では、フォーム作成だけのツールより合う可能性があります。営業、採用、サポートなど複数部署で見る受付なら、回答後の対応画面まで含めて比較します。
無料プランも用意されていますが、フォーム作成数、月間回答数、通知先、ロゴ表示などはプランごとの違いがあります。問い合わせ対応の画面まで含めて使いたいなら候補になりますが、軽いフォームをたくさん作りたいだけなら、無料枠の範囲を先に見ておいたほうがよいです。
7. Typeform: 会話形式のアンケートを作りたい人向け
Typeformは、一問ずつ答えていく会話形式の見せ方が得意です。キャンペーン、ユーザーインタビュー、診断コンテンツのように、入力体験そのものを少し楽しくしたいときに向いています。
無料プランでも試せますが、公式ヘルプでは月間回答数にかなり小さめの上限が案内されています。問い合わせフォームを常設するというより、見せ方を試す、短いアンケートを作る、といった使い方から考えると現実的です。
迷ったら、無料の広さより運用のしやすさで選ぶ
無料で使える範囲が広いツールは魅力的です。ただ、実務では「無料で作れた」よりも、「送られた回答を見落とさない」「サイトに置いて違和感がない」「必要な人が確認できる」「あとからCSVで扱える」のほうが効いてきます。
たとえば、月に数件の問い合わせしかないサイトでも、返信担当者が1人ならメール通知だけで足りるかもしれません。反対に、資料請求が広告経由で毎日入るなら、無料枠の広さより、回答一覧、CSV出力、完了画面、自動返信、社内での引き継ぎやすさを優先して見たほうが、あとで選び直す手間を減らせます。
たとえば、制作会社が初回提案でフォームを選ぶなら、クライアントが自分で回答を見られるか、担当者変更時に権限を渡しやすいか、納品後に問い合わせが増えても有料プランへ移りやすいかを見ます。無料で試せることと、無料のまま本番運用できることは別です。
社内アンケートならGoogleフォームやMicrosoft Forms、見た目を軽く整えたいならTally、テンプレートを使いたいならJotform、問い合わせ対応まで含めたいならformrun、会話形式ならTypeform。企業サイトやLPに自然に置く問い合わせフォームなら、Formieも候補に入れて比べると選びやすくなります。

