アンケートフォームの作り方。おすすめツール7選と質問設計のコツ
社内アンケート、顧客満足度調査、イベント後アンケートは、質問の順番で回答の集まり方が変わります。匿名・記名の分け方やフォーム作成ツールの選び方まで扱います。
アンケートフォームは、質問を並べれば一応作れます。でも、あとで集計すると「これ、何を判断したかったんだっけ」となることがよくあります。私なら、最初に回答を集めたあとに何を決めるのかを一つだけ書きます。満足度を見るのか、改善点を拾うのか、参加者の属性を知るのか。そこが決まると、聞かなくていい質問も自然に見えてきます。

最初に、アンケート後に決めたいことを一つ置く

アンケートで失敗しやすいのは、聞きたいことを全部入れてしまうことです。満足度、認知経路、年齢、職業、自由意見、今後ほしい機能。どれも気になりますが、回答者から見ると急に長いフォームになります。
たとえばイベント後アンケートなら、「次回も同じテーマで開催するか」を決めたいのか、「会場や時間帯を直したい」のかで質問は変わります。顧客満足度なら、点数だけでなく、低い点をつけた人がどこで困ったのかまで聞けると次の改善につながります。
社内アンケートなら、最初に「この結果を何に使うか」を一文で決めます。たとえば新しい業務ツールの満足度を見るなら、総合満足度、よく使う機能、困っている作業、継続利用したいか、自由意見の5問で足ります。部署、役職、勤続年数まで入れると分析は細かくなりますが、回答者が特定されそうなら本音は弱くなります。
- アンケート後に決めたいことを一つ書く
- その判断に使わない質問は削る
- 回答時間は3分以内を目安にする
質問は、答えやすいものから順番に置く
最初から自由記述を置くと、回答者は少し身構えます。まずは選択式の質問で入り、必要なところだけ自由記述にします。満足度なら5段階評価、利用目的ならチェックボックス、改善点は最後に一つだけ自由記述、くらいの軽さでも十分なことがあります。
匿名アンケートにするなら、個人が特定されそうな部署名、会社名、メールアドレスをむやみに聞かないほうが本音は集まりやすいです。逆に、後日連絡したい場合は記名式にして、その理由を短く書きます。回答者は、何に使われるかが分からない質問に一番引っかかります。
たとえば顧客満足度アンケートなら、最初に「商品やサービスへの満足度」を5段階で聞き、次に「満足した点」「困った点」を選択式で聞きます。最後に自由記述を置くと、点数だけでは見えない不満を拾えます。いきなり「改善要望を詳しく書いてください」と始めるより、選択肢で記憶を呼び起こしてから自由記述に進むほうが書いてもらいやすくなります。
- 選択式から始め、自由記述は後半に置く
- 匿名にするなら個人が特定される項目を減らす
- 連絡先を聞く場合は、使う理由を添える
おすすめツール7選。選び方は用途で変わる
社内でさっと配るならGoogleフォームが早いです。回答をGoogleスプレッドシートに保存でき、集計もしやすいので、小さなアンケートには十分な場面が多いです。Microsoft 365を使う会社ならMicrosoft Formsも相性がよく、TeamsやExcelを日常的に使っている組織では説明しやすいです。
アンケート専用の分析や配信まで見たいならSurveyMonkey、会話形式で気持ちよく答えてもらいたいならTypeform、無料の範囲を広く使いたいならTallyも候補になります。問い合わせ対応や顧客管理まで含めたい日本企業ならformrunも見ておきたいところです。
自社サイトやLPにアンケートフォームを自然に置きたいなら、Formieも候補になります。公開URLやiframe埋め込み、回答管理を扱えるので、キャンペーンページや資料請求後アンケートのように、サイト内の流れに置きたいフォームで使いやすいです。

公開前に、スマートフォンで一度答えてみる
アンケートは作成画面だけ見ていると、長さに気づきにくいです。公開前にスマートフォンで自分が最後まで答えてみると、改行が多い、選択肢が長い、自由記述が面倒、などがすぐ分かります。
送信後の画面も確認します。回答ありがとうございました、だけで終わるのか、クーポンや資料の案内を出すのか、担当者から連絡するのか。アンケートは回答してもらった後の一言まで含めて体験です。
イベント後アンケートでは、スマートフォンで答える人が多くなります。たとえば会場を出た直後に答えてもらうなら、参加回、満足度、役立った内容、次回聞きたいテーマ、自由意見くらいに絞ります。登壇者ごとの評価や長い自由記述を入れたい場合は、回答時間が伸びるので、後日メールで送るアンケートに分けるほうが自然です。
集計したあと、次の判断につなげる
アンケートは、回答を集めたあとに止まると効果が薄くなります。満足度の平均を見るだけでなく、低い点数をつけた人の自由記述、参加経路ごとの傾向、次回参加意向の有無など、判断に使う切り口を先に決めておくと読み返しやすくなります。
回答数が少ないうちは、細かな割合よりも具体的な困りごとを拾うほうが役に立つこともあります。逆に、広告やLP改善に使うアンケートなら、流入元や申し込み前の不安を聞いておくと、次に直すコピーやフォーム項目が見えます。フォーム作成は集計表を作る作業ではなく、次の改善材料を取りに行く作業だと考えると、質問も自然に絞れます。
- 集計前に、見る指標と自由記述の読み方を決める
- 少数回答では割合より具体的な不満や迷いを重視する
- 次回のページ改善やフォーム改善に使う項目を残す

