FormieとTallyの比較。日本語対応と国内利用での違い
Tallyは海外製で機能の多くを無料開放しているフォームツールです。日本市場向けのFormieと、確認画面や住所自動入力、日本語サポート、料金を比べ、国内利用でどちらが合うかを整理します。
Tallyは、機能の多くを無料で開放している海外製のフォームツールで、ノート系ツールに近い操作感で作れると人気があります。無料で高機能なフォームを作りたいときに候補になります。一方Formieは、日本市場向けに作られ、確認画面や郵便番号からの住所自動入力、日本語でのサポートを備えています。ここでは日本の企業サイトで使う機能と、米ドル建ての料金という2点を軸に、国内利用を前提とした選び分けを整理します。

2つのサービスの位置づけと対象ユーザー
Tallyは海外製で、フォーム数・回答数とも無制限(公正利用の範囲)で、99%の機能を無料で開放しているのが特徴です。無料で高機能なフォームを作りたい、海外製のUIや英語のドキュメントに抵抗がないという人に向いています。
Formieは、日本市場向けに作られたフォーム作成サービスです。入力から確認画面、完了画面までの流れや、郵便番号からの住所自動入力、日本語でのサポートといった、国内利用で使う部分を備えています。
無料で高機能なフォームを幅広く作りたいならTally、国内の相手に馴染む体裁や確認画面・住所自動入力、日本語サポートを重視するならFormie、という位置づけの違いがあります。
機能で比較する
無料の範囲はどちらも広く、フォーム数・回答数の上限を気にせず使えます。差が出やすいのは、日本の企業サイトで使う細かな機能です。
確認画面や日本の郵便番号からの住所自動入力は、Tallyの公式ヘルプには記載が見当たりませんでした。Formieはこの2つを日本向けの標準機能として持っています。自動返信メール(回答者へのメール通知)は、TallyではPro以上、Formieは無料で使えます。
フォームの表示自体はTallyも日本語に対応していますが、サポート窓口の日本語対応は公式で確認できませんでした。日本語でのやり取りを重視する場合は、この点が判断材料になります。
機能の比較
| 項目 | Formie | Tally |
|---|---|---|
| 無料プランの範囲 | フォーム・回答とも無制限 | フォーム・回答とも無制限(公正利用の範囲)、99%の機能を無料開放 |
| 確認画面(入力→確認→完了) | 標準対応 | 公式ヘルプに記載なし(2026年7月時点) |
| 郵便番号からの住所自動入力 | 全プランで対応 | 日本の郵便番号住所自動入力は公式ヘルプに記載なし |
| 自動返信メール | 無料でカスタム文面 | Pro以上(回答者へのメール通知) |
| サイト埋め込み | iframe埋め込みを無料で対応 | 全プランで可 |
| ロゴ非表示 | Plus | 有料(Tallyロゴ非表示) |
| 日本語サポート | 日本製・日本語対応 | フォーム表示は日本語対応、サポート窓口の日本語対応は未確認 |
料金で比較する
Tallyは無料で機能の多くを使え、有料のProではTallyロゴの非表示やカスタムドメイン、チームでの共同作業、カスタムCSSなどが使えます。料金は米ドル建てです。
Formieの料金は円建てで、Plusにすればロゴ非表示・CSVエクスポート・Webhook・チーム3名までが同じ金額に含まれます。TallyのProは月額24米ドルのため、円換算額が為替で動く点は、年間の予算を先に決めておきたい場合に効いてきます。
料金の比較
| プラン | Formie | Tally |
|---|---|---|
| 無料 | フォーム・回答とも無制限 | 機能の99%を無料開放(フォーム・回答とも無制限、公正利用の範囲) |
| エントリー有料 | Plus 月額2,980円/年額29,800円 | Pro 月額24米ドル(年払いで2ヶ月分の割引) |
| 上位プラン | Plusのみ | Business 月額74米ドル |
Tallyの金額は2026年7月24日時点の公式Pricingページに記載された米ドル建ての月額です。円換算額は為替と決済時のレートで変わるため、実際の請求額はカード会社の明細でご確認ください。
Tallyが向くケース/Formieが向くケース
無料で高機能なフォームを幅広く作りたい、海外製のUIや英語のドキュメントに抵抗がない、ドル建ての課金や海外向けのフォームでも問題ないという場合は、Tallyが向きます。
一方、日本語でのサポートや円建ての請求を重視する、確認画面や郵便番号からの住所自動入力が必要、国内の相手に馴染む体裁で公開したいという場合は、Formieが向きます。
- Tallyが向く: 無料で高機能なフォームを幅広く作りたい
- Tallyが向く: 海外製のUIや英語ドキュメント、ドル建て課金に抵抗がない
- Formieが向く: 日本語サポートや円建ての請求を重視する
- Formieが向く: 確認画面や郵便番号からの住所自動入力が必要で、国内向けの体裁で公開したい
乗り換え・併用の手順と注意点
無料で高機能という点だけで選ぶと、日本の企業サイトで必要な確認画面や住所自動入力、日本語サポートで後から迷うことがあります。まず自社の使い方に、これらが必要かどうかを確認します。
移行するなら、Tallyの自由度の高い設問をそのまま持ち込まず、日本語の氏名・フリガナ・住所をどの形式で受け取るかを先に決めます。TallyのブロックをFormieのiframeに置き換えたら、公開前に実機のスマートフォンで氏名と住所を日本語入力して1件送信し、文字化けや住所自動入力の挙動まで確かめます。
海外向けと国内向けでフォームを分け、国内の問い合わせはFormie、海外向けはTallyというように使い分ける併用も選択肢です。Tallyの回答はCSVで取り出せるため、解約する前に必要な期間分をダウンロードし、どのフォームがどちらのツールにあるかを一覧にしておくと後任者が迷いません。


