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ツール選定5

フォームをGeminiで10分で作成する方法。できることと手直しのポイント

GeminiでGoogleフォームの下書きを作ると、最初のたたき台は早く作れます。一方で、公開前には項目名、説明文、確認画面や通知まわりを人の目で直したいところです。

フォーム作成で時間がかかるのは、実は画面を作ることより、何を聞くかを決めるところです。Googleフォームでは、対象プランで使えるGeminiの「Help me create a form」から、プロンプトをもとにフォームの下書きを作れます。10分で公開まで終わらせるというより、10分でたたき台を作り、必要な手直しをして公開する。そう考えると、かなり使いやすい機能です。

Geminiでフォームの下書きを作るイラスト

使える環境かを先に確認する

フォームの下書きをノートパソコンで確認する日本人女性の写真

Google公式ヘルプでは、GoogleフォームでGeminiを使って新しいフォームを作成できると案内されています。ただし、対象のGoogle WorkspaceまたはGoogle AIプランが必要で、機能は段階的に展開され、デスクトップで利用できる機能として説明されています。

つまり、すべてのGoogleアカウントで同じ画面が出るとは限りません。自分の画面で「Help me create a form」が見えない場合は、プランや管理者設定、展開状況の影響を疑います。

  • 対象のGoogle WorkspaceまたはGoogle AIプランか確認する
  • PCのブラウザでGoogleフォームを開く
  • Help me create a formが表示されるか見る

10分で作るなら、プロンプトを細かく書く

Geminiに雑に「イベント申し込みフォームを作って」と入れると、あとで直す量が増えます。最初のプロンプトに、用途、対象者、集めたい項目、必須項目、選択肢、送信後に伝えたいことを入れます。フォームを作る前の打ち合わせメモを、そのまま渡す感覚です。

たとえば、社内セミナーの申し込みなら、名前、会社名、メールアドレス、参加希望日、懇親会参加、事前質問、個人情報の同意まで指定します。Google公式ヘルプでも、プロンプトは詳しく書くほど良い結果になりやすいと案内されています。

たとえば外部向けウェビナーなら、「定員管理は人が行う」「参加URLは後日メールで送る」「営業連絡の同意は必須にしない」まで入れておくと、AIが作る項目が現実の運用に近づきます。単に参加者情報を集めるフォームではなく、受付後に誰が何をするかまで書くのがコツです。

プロンプト例
BtoB向けオンラインセミナーの申し込みフォームを作ってください。
- 参加者の氏名、会社名、部署名、メールアドレスを必須にする
- 参加希望日は「6月12日」「6月19日」「録画視聴希望」から選択
- 事前に聞きたいことを自由記述で入れる
- 個人情報の取り扱いに同意するチェック項目を入れる
- 送信後は、受付完了と参加URLを後日メールする旨を伝える

生成後に、そのまま公開しない

AIが作ったフォームは、下書きとしては便利です。ただ、公開前には人が必ず見ます。質問の順番、必須項目、メールアドレスの収集、選択肢の抜け、説明文の言い回し、送信後メッセージを確認します。特に個人情報や申込条件に関わる文言は、AI任せにしないほうがいいです。

Google公式ヘルプでは、Geminiによるフォーム作成は新規フォームの作成に使える一方、複数セクションの作成や既存フォームの編集にはまだ対応していない旨も案内されています。複雑なフォームは、Geminiで骨組みを作ってから手で整える前提にします。

たとえば資料請求フォームを作ったあとに、AIが「電話番号」「部署名」「導入予定時期」を全部必須にしていたら、一度削ります。資料送付に必要なのは会社名、氏名、メールアドレス、希望資料くらいかもしれません。営業が後で聞ける項目を任意に戻すだけで、AIが作った硬いフォームから、送信しやすいフォームに近づきます。

公開前の修正点を整理する文具写真
  • 必須項目が増えすぎていないか見る
  • メールアドレスと送信後メッセージを確認する
  • 個人情報や同意文言は人が書き直す
  • 複数セクションや分岐が必要なら手動で調整する

サイトに置くフォームは、最後に別軸で見る

Geminiでフォームの下書きが早く作れるのは便利です。ただ、企業サイトやLPに置くフォームでは、作成速度だけでは判断しません。サイトになじむ見た目か、確認画面が必要か、回答を誰が見るか、自動返信やCSV出力が必要かまで見ます。

Formieのようなフォーム作成ツールを使う場合でも、Geminiで質問項目のたたき台を作り、Formieで確認画面つきのフォームとして整える使い方はできます。AIは下書き、公開フォームは運用まで見て作る。この分担が現実的です。

AIっぽさを消すには、現場の条件を入れる

AIで作ったフォームが薄く見える理由は、どの会社でも使えそうな質問だけで止まるからです。公開前には、実際の受付フローに合わせて具体化します。たとえば、セミナーなら参加URLをいつ送るのか、来場イベントならキャンセル期限はいつか、資料請求なら営業連絡の有無をどう伝えるのか。ここを入れると、回答者にとっても担当者にとっても実用的になります。

文言もそのまま使わず、自社の言い方に直します。「お問い合わせください」だけで終わらせず、何営業日以内に返信するのか、必要ならどの情報を追加してほしいのかを書きます。AIは項目の抜け漏れ確認には便利ですが、信頼感は最後の手直しで決まります。

たとえば社内アンケートなら、AIが出した「ご意見を自由にお書きください」をそのまま置くより、「次回の研修テーマを決めるために、特に役立った内容と分かりにくかった点を教えてください」と直します。回答者が何のために聞かれているか分かると、自由記述も具体的になり、集計する側も読みやすくなります。

  • 受付後に誰が何をするかをフォーム説明文に反映する
  • 送信後メッセージに返信時期や次の案内を書く
  • AIが出した一般的な項目を、自社の運用に合わせて削る

Formie

フォームを作成する

会員登録なしで作成画面を試せます。項目を追加しながら、入力画面、確認画面、完了画面の流れをプレビューできます。

フォームを作成するイラスト