Notionフォームとは?できることや設定方法
Notionフォームで何ができるのかを、データベースとの関係から確認します。作成手順、公開設定、問い合わせフォームとして使うときに気をつけたい点まで見ます。
Notionフォームは、Notionのデータベースに回答をためられるフォーム機能です。GoogleフォームのようにURLで回答を集めつつ、集まった内容をNotionのテーブルやビューでそのまま扱えるのが便利です。社内の依頼受付や簡単なアンケートには合いますが、企業サイトの問い合わせフォームとして使うなら、公開範囲や見た目、回答後の対応まで見ておきたいところです。

目次
Notionフォームは、データベースにつながるフォーム

Notion公式ヘルプでは、フォームの質問はデータベースのプロパティに紐づき、回答はデータベースの中で扱えると説明されています。つまり、フォームだけが独立しているというより、Notionのデータベースに入力してもらうための入口です。
たとえば社内の制作依頼を受けるフォームなら、依頼内容、希望納期、添付URL、優先度を聞き、回答後に担当者とステータスをNotion上で付けられます。フォームで集めて終わりではなく、そのままタスク管理に移せるところがNotionフォームの強みです。
たとえば広報チームが「バナー修正」「プレスリリース確認」「SNS投稿依頼」を1つの窓口で受ける場合、回答後に依頼種別ごとのビューを作ると、担当者は自分の見るべき依頼だけを追えます。メールで受けるより、依頼内容と期限が同じ形式で残るため、後から優先度を並べ替えやすくなります。
問い合わせ、社内申請、採用候補者の管理、イベント参加希望、バグ報告のように、回答後にNotion上でステータス管理したいものとは相性が良いです。回答がページとして残るので、あとから担当者、優先度、対応状況を追加しやすいのもNotionらしいところです。
- 回答をNotionデータベースで管理したい
- 回答後に担当者やステータスを付けたい
- 社内ワークスペース内で完結する受付を作りたい
新規フォームと、既存データベースから作る方法がある
新しく作る場合は、Notionのページで /form と入力してフォームを作成します。既存のデータベースがある場合は、ビューの追加からFormビューを作る流れです。すでに問い合わせ管理やタスク管理のデータベースがあるなら、そこにフォームを追加すると、回答後の管理までつながります。
たとえば採用候補者データベースをすでにNotionで管理しているなら、新しいフォームを別に作るより、既存DBにFormビューを追加したほうが後工程が軽くなります。職種、応募経路、面談希望日などを既存プロパティに合わせておくと、回答後にビューを切り替えるだけで候補者を追えます。
たとえば既存の問い合わせ管理DBにフォームを足す場合は、フォーム回答者に見せる質問と、社内だけで使うステータスや担当者プロパティを分けます。回答者に「対応状況」や「営業担当」といった社内項目まで見せないよう、Formビューに出す項目を公開前に確認します。
フォームのタイトル、説明、質問、必須項目、長文回答、選択肢の表示形式などはフォームビルダーで調整します。質問名を変えるとデータベースのプロパティ名にも影響する設定があるため、社内用のプロパティ名と回答者に見せたい質問文を分けたい場合は、同期設定も公開前チェックに含めます。
共有設定と回答後の扱いを先に決める
Notionフォームは、ワークスペース内の人だけに出すのか、リンクを知っているWeb上の誰でも回答できるようにするのかを選べます。外部に出すフォームでは、匿名回答の扱いやNotionロゴの表示、回答者が送信後に内容を見られるかどうかも見ておきたいポイントです。
たとえば社内の備品購入申請なら、ワークスペース内だけに公開し、申請者名もNotionユーザーとして残すほうが後追いしやすいです。一方、外部セミナーの参加希望を受けるなら、回答者がNotionアカウントを持っていない前提で、リンク公開、個人情報の閲覧範囲、送信後の案内を別に確認します。
回答は標準でResponsesというテーブルビューに保存され、フィルターや並び替え、チャートなどで分析できます。一方で、Notion公式ヘルプでは、Formビュー自体はエクスポートできず、質問と回答はTableビューからエクスポートする案内になっています。CSVで外部共有する運用が多いなら、この違いは地味に大事です。

企業サイトの問い合わせフォームとしては向き不向きがある
Notionを日常的に使っているチームなら、回答がそのままNotionに入るのはかなり楽です。ただ、企業サイトやLPに置く問い合わせフォームとして見ると、デザインのなじみ方、確認画面、完了画面の案内、メール通知、自動返信、CSV出力、回答を見落とさない運用まで確認したくなります。
たとえばコーポレートサイトの資料請求フォームとして使う場合、回答がNotionに入ること自体は便利でも、回答者には送信前の確認画面、受付完了の文言、自動返信、問い合わせ後の返信目安が必要になることがあります。社内の管理しやすさと、外部の回答者が安心して送れる体験は分けて考えます。
社内受付や軽い外部募集ならNotionフォーム、企業サイトの問い合わせや資料請求のように回答者体験まで整えたいなら、フォーム専用ツールも候補に入れる。そう分けると選びやすいです。Formieは確認画面つきのフォームを作成し、公開URLやiframe埋め込み、回答管理、メール通知、自動返信まで扱えるので、サイトに置くフォームでは比較対象になります。
導入前に、誰が回答を見るかを決める
Notionフォームは、回答後の管理までNotionに寄せられるのが強みです。その一方で、ワークスペース内で誰が回答を見られるのか、担当者への通知をどうするのか、完了した回答をどのビューへ移すのかを決めないまま始めると、データベースだけが増えていきます。
たとえば外部の問い合わせをNotionフォームで受ける場合、営業チーム全員が回答を見てよいのか、一次受付の担当者だけが見るのかで権限設計が変わります。個人名、メールアドレス、相談内容が入るフォームでは、便利さより先に閲覧範囲を決めておくほうが安全です。
社内依頼なら、ステータス、担当者、期限、優先度のプロパティを用意しておくと回しやすくなります。外部からの問い合わせなら、個人情報を含む回答を誰でも見られる状態にしないよう権限を分けます。フォーム機能だけでなく、Notion側の権限、ビュー、通知、エクスポートまで含めて小さくテストしてから公開します。
- 回答データを見る担当者と権限を決める
- 対応状況、担当者、期限のプロパティを用意する
- 外部公開前に、送信後の表示と回答ビューを確認する

